2011年12月30日金曜日

水引のしめ飾り

今年も残すところあと1日です。
フラワーアレンジメントのお教室で、紅白と金の水引各100本を使ってしめ飾りを作りました。


赤の水引には金ラメが混ざっているせいか、
白と違ってあまりすべらない。
水引100本の手触りは独特で、束の端を揃えて形を整えているうちに、するすると手からすべり落ちそうになります。また、形が整ってから縛り上げるにもかなりの力を要します。人に押さえてもらって、すべる束を縛るのに悪戦苦闘しました。

それでも、水引はお正月の華やかさと改まった感じをこの上なく演出してくれますね。

2011年12月28日水曜日

1F建具が入りました

中軽井沢の工事も今年は今日が仕事納めでした。
工務店さんから、早速写真が送られてきました。


リビングとダイニングの南面のサッシが取りつけられています。
この向かって左側の折れ戸と右側の引き戸の間のスペースに薪ストーブが設置される予定です。後ろの壁面には天然石を天井まで積み上げます。(今からワクワク♪)

中古住宅を改装するこの家では、屋根の高さや梁の位置の関係で、壁の高い位置に横長のスリム窓しか取り付けられない個所もあって、私の好きな木製の窓はあきらめなくてはなりませんでした。木製窓は形がある程度限定されてしまうからです。

結局、アルミ+樹脂にペアガラスをはめたサッシを使っています。

でも木製の窓では実現するのがむずかしい折れ戸が導入できたのは、ちょっと嬉しいです。
多分家が完成したら、薪ストーブと一緒にこの家の見せ場のひとつになりそうな気がします。

2011年12月23日金曜日

プシケーの不調




プシケーです。私たちにとっては2代目のイングリッシュセターです。

人懐こく、天真爛漫、天衣無縫のマイペース。小さい時から病気知らずの元気者でしたが、今年の夏くらいからときどきお腹をこわすようになりました。大型犬にとっては、7歳から8歳がひとつの山で、ここをうまく越せば10数歳までは大丈夫と言われています。

12月に入ってからもちょっとお腹をこわし、いつものように手作りで消化のよい食事に切り替えて回復し始めたところに、とんだアクシデントがありました。
軽井沢の工事現場のおやつに用意していたお菓子の紙袋を、私たちの留守中に見つけて、クッキーの缶を丸ごと1箱、おせんべいを2袋食べてしまったのです。

その日は一晩中何回もトイレ、自宅近くの動物病院のお薬では治らず、昔お世話になった先生の所に連れていくと、腸内環境がめちゃくちゃに壊れ細菌感染も起こしているとのことでした。病院の処方食と抗生剤を入れた服薬が始まりました。

それでも食欲だけは衰えず、まだ何かおいしいものがないかいつも狙っています。
写真でもあまり具合悪そうには見えませんね。

しぶとい底力を見せて完全復活してほしいものです。

2011年12月21日水曜日

照明計画

今回の家づくりには若いデザイナーが加わってくれている。
マンションのデザインを専門に手がけているから、高級感ある都会的なテーストでものを選ぶ。彼女の審美眼は厳しくて、ときに私の希望もあえなく却下されてしまう。

彼女がこの家の照明計画に選んだのは、間接照明とダウンライトの組み合わせだ。リビングとダイニングのペンダント照明は、ロンドンで買ってきた愛着あるシャンデリアを持っていく予定なので、それ以外はすっきりとまとめた方がいいそうだ。

間接照明は、天井や壁に蛍光灯が隠せる隙間を作って、その隙間から洩れるやわらかな光で部屋全体に明るさと立体感を出す。

ダウンライトは天井に電球を埋め込んだ照明。白熱球、蛍光灯、LEDの選択ができる。また機能的にも種類によって、光の広がり方と効果が変わってくる。今回は、まっすぐに下方を照らすベースライトを主に、壁を照らすウォールウォッシャー、角度を変えられるユニバーサルの3種類を組み合わせて使う予定。

実際の照明器具の選定には、インテリアコーディネーターの友人がオーデリックのショールームまでつき合ってくれた。長年の経験をもとに、的確に器具を選んでくれ、頼もしい限りだ。照明演出のポイントをどこに置くかを見定めて、そこに最大の効果を求める。つまり、お金をかけるべきところと節約すべきところをはっきりさせるのだ。お陰で大分コストダウンになりました~♪

またひとつ前進! 若きインテリアデザイナー(実はわが娘がこんな立派に成長してくれたのです!)とベテランのインテリアコーディネーターの友人(お金とエネルギーの節約の提案はさすがでした!)のお陰で、きっと素敵な照明になるでしょう。

2011年12月18日日曜日

トラットリアPRIMO

今回昼食を取ったレストランは、旧軽井沢から中軽井沢へ抜ける離山通り沿いにあるトラットリアPRIMO。シーズン中は並び客も出るほどいつも賑わっているイタリアンレストランだ。
数年前に改築してから、いつも混んでいるので一度も入ったことがなかった。

建物の中に入るとほわっーと暖かくて嬉しい。冬の軽井沢のお店は暖房があってもやはり寒いところが多いのだ。地元の人は都会人みたいに寒がらないらしい。

特注の大きな木枠の窓と濃い色の天然木のサイディングとの組み合わせが軽井沢の建築の最先端を行っている。素朴さとあたたかさのあるモダンな佇まい。

トイレに入ると、天井から壁にかけて大きなガラスがはめてあって、その素通しのガラスを通して陽射しが降り注いでいたのがとても新鮮だった。こういう小さな贅沢こそが、私の求めているもの。


ランチも前より数段メニューが豊富になっていて、ピザもスパゲティも予想以上においしかった。 外観やインテリアにセンスがあるお店は、お料理も期待できるというのが私の持論だけど、ここも例外ではなかった。
イベリコ豚のピザ
うん、満足度高し。
これでまた好きなお店が増えてよかった! 観光客が少ないシーズンが狙い目だ。


2011年12月17日土曜日

軽井沢の建築現場へ

軽井沢の建築現場へ行ってきました。ありがたいことに、ここのところ軽井沢へ行く度、晴れ上がって陽射しがあたたかく、天から守られている気になります。

工事は順調に進行し、床下の基礎面ウレタン断熱吹きつけが完了していました。建物の中央には吹き抜け天井の天窓がつき、薪ストーブの煙突も屋根の上ににょっきり顔を出していました。

今日はひとつ収穫が・・・。建物の中に入ってみると、東側のサッシの上の壁が三角に抜けていて、外の木立のそよぎがすっかり透けて見えていました。

「きゃ~ステキ!ここ窓にできないんですかあ?」と私。
この部屋はダイニングになる予定で、ここだけ梁を見せて傾斜天井になるのです。その傾斜に沿って窓が作れたらどんなに嬉しいことか! 主人も大賛成です。



うまく特注サッシを入れてもらえることになりました。

既存のサッシ高は現在1800mmですが、新しく入れるのは2200mm。窓の形も変わります。楽しみです~。

2011年12月15日木曜日

越前水仙

福井の親戚から、少し前に越前水仙のお歳暮が届きました。
玄関と洗面所の2か所に分けて飾りました。


越前海岸は、日本で数少ない野生の水仙の群生地で、12月~2月頃の開花シーズンには、山の斜面が白いじゅうたんのようになるそうです。他の日本水仙に比べて、香りが良く、花が長持ちするのが特徴とか。

私は香りのする花がとても好きですが、昔から日本水仙は格別に好きです。
池坊の教授だった母が、季節には水仙一種で立花を生けていました。その縦に通るすっきりとした強さと楚々とした立ち姿に心を惹かれていました。

そして、水仙の香りの甘さももうひとつの大きな魅力です。
毎朝洗面所に入るたびに、甘く強い芳香が立ち上ってきてむせかえるよう。ああ~幸せ!

宣伝の通り、この越前水仙は2週間も3週間も咲き続けていました。夕方になるとあまり香らなくなりますが、また翌朝には忘れずに濃厚な甘い香りが……。ひとつまたひとつと新しく開く花が強い香りを放つのです。

緑と花でいっぱいになった我が家の12月です。

2011年12月13日火曜日

建具について

家はデザイン的にも機能的にも建具が大きな要素を握っています。
冬期は気温が-10度以下に下がる軽井沢では、寒冷地仕様の建具を使用しなくてはなりません。もちろんペアガラスです。

私たちの山の家では、マーヴィンの木製サッシ+造作の木枠の引き込み戸を採用。木枠の窓が私の長い間の憧れだったのです。そして、思い切って外観の窓枠を赤に塗ってもらいました。



森の緑を背景にカラマツ材の外壁に赤い窓の家・・・私の中でイメージが膨れ上がっていきました。
でも工務店さんにそのアイデアを話したら、「赤ですかぁ?!」と仰天した顔。
今でこそ店舗などで赤を使ったインテリアもエクステリアもよく見られるようになりましたが、10年前はちょっと気がおかしくなったの?というすれすれの感覚だったのだと思います。

でもインテリアコーディネーターの友人が北欧の建物の赤い窓の写真を見せてくれ、私のアイデアを後押ししてくれました。

こうして山の家は赤のインテリアで統一されて行きました。

中軽井沢の新しい家の建具についてはまた改めて…。

2011年12月10日土曜日

木の伐採

11月半ばからの改修工事に先駆けて、木の伐採をお願いしました。
秋から冬にかけて葉を落としたときが木の伐採の季節なのです。

この物件を購入したのが今年5月末のこと。軽井沢では新緑が輝きを増してい
く美しい季節です。程よく間引きされたアカマツやカエデやホウの木の高木も、
そしてツツジやシャクナゲの低木もバランスの取れた木立を作り、言うことなし
の風情と思ってました(写真は春に撮影)。




ところがところが、夏になると、この程よい繁り方と思った木立が、うっそうと
した森に変わっていました! 建物はすっぽりと大きな木陰の中に入ってしま
い、涼しいけれど暗くうっとうしい。これではじめじめしてカビも心配です。
大きく枝を伸ばしたアカマツやカラマツの葉が落ちてそこに留まった屋根も、
表面に苔が生えて痛んでいるとのことです。

そこで、秋が深まるのを待って大規模伐採を実施することに。

どんな森や林も人の手を入れて木を間引いてあげない限り、美しさと健康さを
保っていくことはできません。わかっていても、お庭中が素晴らしい立派な木
だらけなのです。どれを伐って、どれを残すかがわからず途方にくれていました。

この問題解決に力を貸してくれたのは、ワンコが年間会員でお世話になってい
る北軽井沢のドッグランのご主人でした。木と庭づくりを愛しているオシャレな方です。

知り合いの業者さんを引き連れて駆けつけてくださり、あっという間に伐る木と
残す木を決めていき、伐る木にはカラースプレーをかけていくのです。

大型クレーンを導入し、大木を15から20本ほど伐ってもらいました。
大事業の完了です。すっかり明るくなりました。

2011年12月5日月曜日

HAPPY HOLIDAYS!



今年も早12月に入りました。

今年は軽井沢の自然の中で、リースの材料を集めることができませんでした。

でもフラワーアレンジメントのレッスンに通い始めたので、贅沢な花材をたっぷり使って、今年も森のグリーンのリースが作れました。
材料は、ヒムロスギ、クジャクヒバなどヒバ3種、オレゴンのモミ、実つきヒノキ、ブルーアイス、ブルーバード、ヤシャなど、濃い緑から黄色っぽい緑、シルバーグリーンまでありとあらゆるグリーンが揃い、それに松ぼっくりやバーゼリアの実を飾ります。

お教室では、森系のグリーンのリースとリボンのブリブリ系のリースとどちらをやりたいですかと聞かれ、私は断然森系をお願いしました。
ブリブリ系もなかなか華やかで可愛かったです。でも、先生がとてもお上品でシックなテーストの持ち主なので、うちのお教室のブリブリ系はやっぱり品がよかったわ。

HAPPY HOLIDAYS!

お教室で作ったクリスマスのアレンジメント

2011年11月26日土曜日

ついにDolceさんでランチ

今度こそ、事前に予約を取って、追分のDolceさんでランチすることができました。1回目は直接行って、定休日。2回目も直接行って予約で満席。3度目は前日にお電話したらすでに予約でいっぱい。何と4度目の正直?で、ようやく念願を果たしたのでした。

ワン連れのため、テラス席をお願いしましたが、もう11月も末、ヒーターを入れてくれた上、ご主人と奥様でが何回も寒くないかと心配してくれました。

木の外壁に白い木製の窓とドア。ログハウス特有のあたたかな雰囲気。
ログハウスTALOのカタログが置いてありました。


デザートつきのランチを頼みました。お食事は和食で、手の込んだ品々に作り手の細やかな心遣いが感じられます。
なんと我が亭主殿、さあお食事という段になって仕事の電話が入り、話が長引いてなかなか終わりません。私はさっさと自分のプレートに手をつけました。お店のご主人が気の毒がって、我が亭主殿の冷めてしまったご飯とお吸い物をあたたかいものに取り替えてくれました。

デザートの杏とりんご(多分?)のタルトが絶品でした。あんまり美味しくてぺろっといただいてしまったら、遅れて来た亭主殿のケーキはチーズケーキでした。そうと知ってたら、一口食べさせてあげればよかった!

お庭の見事な株立のシンボルツリーの佇まいが気に入って、名前を聞きました。「ウワズミザクラ」だそうです。
やった~!、 私たちの新しい家の敷地にも何本もこのサクラがありました。
楚々とした白っぽい花をつけるこの野生種のサクラ、来年が楽しみです。

2011年11月25日金曜日

奉鎮の品と水晶を建物の中心に埋める


11月の16日から始まった解体工事が終了し、いよいよ基礎工事が始まります。
既存の基礎は 布基礎ですが、断熱のためベタ基礎を打ちます。

いよいよ待ちわびていた瞬間がきました。

地鎮祭のときに、神主さんから頂戴した「奉鎮」と書いた鎮め物の木箱を、
あらかじめ用意していた水晶と一緒に建築中の建物の中央に埋めます。
水晶はパワーストーンのお店で、この用途のため選んでもらったもの。

年齢とともに、目に見えないものを大切にする気持ちが自然と強まっています。

工務店の社長さんが建物の中央を決め、スコップで地面に穴を掘ってくれました。
主人と二人で、その穴に埋納の品を入れ、土をかけました。

こうしてまた一歩、前進です。

2011年11月17日木曜日

1000M林道のレストラン


最近の軽井沢の傾向は、中軽井沢から追分にかけてオシャレなお店が
どんどんできていることだ。

中でも評判の高いDolceというレストランにずっと行ってみたいと思っていた。
1000M林道から少し上がった森の中にあり、ランチのみのサービスで
1日20食限定ということらしい。
その日は、12時過ぎに行ったら、もう予約でいっぱいで、前回の定休日
に続き、また空振り。

仕方なく、近辺でレストランを探すと、見つかりました。
林の中からぽっと現れたオシャレな雰囲気のお店。ピンコロ石の敷かれた
アプローチを通って、フランスの田舎屋風の趣向を
凝らした建物のお店に入る。スイヤルドという名前のレストランだ。

急いでいたので、イベリコ豚と温野菜のワンプレートランチとなりましたが、
お値段もそこそこでした。。。

地鎮祭


ここに至るまでの経緯は、話せばかなり長くなる。
当初は新築するつもりで土地を探していたが、なかなかこれという物件がない。
そんな折、立地も環境も言うことない中古物件に出会い、リノベーションの期待をかけて購入した。

この家を自分の理想のすまいに作り直すことができると一瞬にしてイメージが膨らんだ。

長年軽井沢の建物を見てきた自分の選択眼を信じたかったが、実際は、この熱い思いを実現するには、たくさんの乗り越えなくてはならない壁が待ち構えていた。

夏のみの使用だったその別荘を通年使用できるようにする為には、基礎を打ち直し寒冷地軽井沢ならではの断熱と換気の工事をする必要があった。躯体だけを残したいわゆるスケルトンの大掛かりなリフォーム工事だ。結局、地元の建設会社、リフォーム会社、工務店、大小合わせて5社から話を聞き、そのうち2社から見積もりを出してもらった。最終的に納得して最後の1社と契約するまで、何と5カ月の月日を要してしまった。

だから、工事が始まることはまさにお祝いだった。
11月15日、快晴。地鎮祭を行う。
工事の着工にあたり、地元の神社の神職に祝詞をあげてもらって、この土地をお祓いをして浄め、この家の安全と繁栄、そして工事の無事を祈願するのだ。神職は、お米やお酒を地面に播いて、土地の神様にお供えをしてくださる。その儀式を見ながら、私たちは自分たちがこの土地のよろずの神々からここに住むことを許していただけた気がして、心が晴れ晴れした。

儀式とはいいものだ。

2011年11月3日木曜日

軽井沢に中古物件を買う

中軽井沢の中古別荘、それは、ほとんど一目ぼれでした。

夫と私は10年前に旧軽井沢の街並みを見下ろす山の上に別荘を建て、この10年間通い続けているうちに、軽井沢の自然の中に思い切って生活の拠点を移そうかと考え始めたところでした。愛犬にとっても、ここ数年の都会の夏の暑さは耐えがたいものになっていました。

軽井沢の中でも気候が穏やかで過ごしやすい追分あたりに家を建てようと平坦な土地を探し始めてまもなく、夫がネットでロケーションのいいその中古物件を見つけたのです。
問い合わせると、欲しい人がいて話が決まりかけているということで、そう言われると不動産屋さんの策略に違いないと思いながらも、どんな物件か見たくなるものです。さっそく翌日には現地に飛びました。

その土地は敷地も広く、交通も至便ではありましたが、何より土地と建物のもつ風情と品格に心を惹かれました。駅から歩いて行ける距離なのに、隣家が西側にあるだけで、東も南も北も高い樹木が茂った成熟した森です。
とはいえ、家の周りは樹々がよい具合に間引かれ、さりげなくツツジやしゃくなげなどの低木が植えられ、その自然に手を入れた感じが「いとをかし」とでもいいましょうか。この別荘の持ち主のこの土地への思いがしのばれて、たいそう趣深いのです。

敷地の周辺を歩いてみると、森の中に別荘と民家が点在し、ちょっと歩くと視界が開けてのどかな田園風景が広がります。

ここは、私が探していた場所かもしれない、そういう思いがこみ上げてきました。

こうして私たちは、中古別荘をリノベーションして住むという新しい選択肢をその日のうちに選ぶ決心をしたのでした。