2013年5月1日水曜日

軽井沢へ移住して1年が経ちました

大変長いことご無沙汰してしまい、ご心配おかけしました。
いつも拙いブログを読んでくださってありがとうございます。

昨夏からの腸の病気でまた体調を崩していたプシケーですが
ようやく安定して回復基調にあります。今度こそ本物です!
いろいろ悩んでいるときに軽井沢で犬猫の手作り食のセミナーがあったので参加し、
一大決心をして手作り食に挑戦、最終的に完全にドッグフードから切り替えました。
さらにセミナー講師の薦めで動物病院を諏訪にある自然療法の病院に変えたことで、
一進一退だった病状がすっかり快方に向かいました。鍼やホメオパシーといった
治療がプシケーにはとても効いたのです。
ここに辿り着くまでは一時かえって悪くなったり、山あり谷ありの苦労の日々でしたが、
セミナー講師の親身なサポートのお陰でいくつもの山を一つ一つ乗り越えました。
4,5種類あった薬を飲まないでも何とか体調を保てるようになりました。
今後はこれまで週1回ペースだった病院通いの間隔を少しずつ延ばしていければ嬉しいです。

そして昨年結婚した娘にこの秋ベビーが誕生することになりました。
仕事は続けているもののつわりで食事が作れない、食べられないとの悲鳴に
食べられそうなものを作って送ったり、週末には新幹線に乗って食事作りなど家事の
手伝いに行ったり…。娘の旦那様がこの4月から夜間の大学院に通い始めていることも
あって大忙し、食事作りをする人がいなくて二人して栄養失調気味(!)なのです(笑)。
先週末は娘が5か月に入ったので、戌の日の安産祈願に大宮の氷川神社にお参りして
きました。初めての経験をしながら自分自身親にしてもらったことを思い出して
そのありがたさをかみしめたりもしています。
デパートのマタニティーコーナーで「おまごBOOK」というパンフレットをもらい、
心の準備も整えています(笑)

この間私の頸と腰の痛みが悪化して、近くにあるリハビリ病院へ通い始めました。
生まれて初めて理学療法士さんの指導を受け、姿勢から直しています。
しばらくパソコンを見るのがしんどくなっていましたが、大分よくなってきてました。

そんなこんなでブログ更新できなかった間にも
季節はどんどん進み、軽井沢にもついに桜が咲き始め、
草木が萌え出でる季節になりました。

気が付いたらもうゴールデンウィークの真っただ中ですが、
昨年4月半ばに軽井沢へ引っ越してから1年が過ぎたことになります。

総じて健康にも友人にも恵まれ、信州の自然や食の豊かさ発見の日々。
感謝しつつ毎日心弾ませて過ごしています。
「本当に思い切って引っ越してきてよかった!」というのが心からの感想です。


いつもの散歩道です
木々が芽吹き始めてふわっとしたやさしい風景
 





















諏訪の慈雲禅寺のしだれ桜
今年一番心をひかれた桜です


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家づくりをテーマとして始めたこのブログ、そろそろ家づくりのまとめを書いて
一区切りつけようかと考えています。


2013年2月19日火曜日

健康作りとヨガ教室

軽井沢へ引っ越してから、何もかもがおいしくて2キロ太ってしまった。
とにかく体が重くて動きが緩慢になって運動量が減るという悪循環。加えて、年齢とともに基礎代謝が落ちているらしい。何とか減量しなくてはと真剣に悩み始めていた。

自分の体は自分でケアすべしという厳しくも熱い指導を受けてきた川崎時代の体操の師からも離れてしまって、いよいよ何か体にいいことを始めなくてはと、今年になってこちらの友人の紹介でヨガ教室に通い始めた。

ヨガというと難しそうな何とかのポーズというイメージばかりが先行して、何もその本質はわかっていなかったが、初めてお教室に参加してみたら、まったく自然な動きと呼吸法でとても気持ちよかった。足の指をマッサージしたり、手の指と合わせて組んだり、足首回しをしたりするのが、前の体操のクラスとも似ていてすっと入りこめた。

インストラクターの指示に従い、縮みきった筋肉を息を吐きながら伸ばしていく。
「この動きは~」・・・「自律神経を整えます」「やる気のスイッチを入れます」「睡眠の質を上げます」「基礎代謝を上げます」「地面を蹴り上げる力を作ります」・・・。流れるような動きの中でインストラクターが入れてくれるコメントがひとつひとつ響いてきて、『あ~、それそれ、私が必要としていたのは・・・』といちいち感激してしまう。
私はどれだけ体のケアをサボっていたのだろう・・・。

それから毎週の楽しみとなったヨガ教室だが、先週4回目のお教室から帰ると、寒気がしてきて熱が出て、お腹が下り始めた。その晩はトイレに通うことになり、翌日近くの内科に行くと、ウィルス性胃腸炎とのこと。3日目に脱水症になりかけて点滴を受ける。3日間はむかむかして、お腹が痛くて大変だった。

今自分の健康は自分で守らなくてはいけないとつくづく思っている。

健康作りは今年のテーマのひとつになりそうだ。

2013年2月11日月曜日

テーブルウェアフェスティバル2013

土曜日は、我が家では毎年恒例になったテーブルウェアフェスティバルに東京ドームまで行ってきた。今年も娘の旦那様を含めた家族全員プラス姪っ子が集まり(あっ、夫はプシケーと義母のホームを訪問)、楽しいひと時を過ごした。去年よりずいぶん人出も多くて賑わっていた。


今年も真っ先に足を運んだのは、プシケーの実家、有田焼の老舗「鷹巣瑞光堂」さんだ。
息子も娘夫婦も私たちも、それぞれが毎年少しずつ和食器を買い足すのを楽しみにしている。



今年我が家が分けていただいた焼き物皿
この重厚感、磁器の白い肌、藍の色合い、色鮮やかな絵付け、とても気に入っている


鷹巣瑞光堂さんの陶器のお人形「七福神」
一体一体が繊細な作りで、いいお顔をしている

 
今年の展示は木やお花が昨年よりは使われ、以前の華やかさが少し戻った気がする。
とにかく人人人であまりまともな写真を撮れなかった。


 
 
 
 



今年私のハートを捉えたのは、エーゲルマンのボヘミアグラス。
年とともに手の込んだ伝統工芸品に心惹かれるようになってきている。


 


 


2013年2月10日日曜日

バラの接ぎ木

 
先週は、前半と後半を東京方面に行ってきた。本当は1週間滞在の予定だったが、環境の変化が微妙に影響するプシケーの体調の心配もあり、東京の大雪予報もあって、急きょ一度軽井沢へ戻ってきたのだ。


逗子の夫の実家から切ってきた椿「侘助」


 
東京初日の日曜日、夫は大学時代の友人たちの集まりに、私はバラ会の講習会に出席した。

今回、改修工事で実習バラ園がしばらく使えなくなるため、バラ園のバラ苗は会員が引き取ることになり、私も強剪定したハイブリッドティーのドゥフトボルケとポーラースターの2本をもらい受けた。車に載せて軽井沢へ持ち帰ってきたが、この立派に育った樹を鉢の中で何とか地面の凍結が解ける3月末か4月初旬まで持たせられるだろうか。。。

2月は毎年接ぎ木の実習をする。今年は野バラの台木の割り当てが多かったので、8本の接ぎ木をした。うち1本は師匠からいただいたスタンダード(野バラをまっすぐに伸ばしたもの)の台木にノックアウトという、耐病性の強いバラを接いでみた。

小さな小さな芽が強く大きく育ってくれますように!
ずっと見守りたくて、当分キッチンカウンターの上に置いて水やりをしている。



今年接ぎ木したのは、

1.ブラッシングノックアウト STD
2.グルースアンテプリッツ
3.ラウプリッター
4.シャポードナポレオン
5.ナエマ
6.アルバセミプレナ
7.メーベルモリソン
8.ニューウェーブ

こうしてみると、オールドローズが多いなあ。

2013年1月25日金曜日

今年最初のバラ 

軽井沢在住の方から、いいバラを手に入れられるお花屋さんを教えていただいた。
彼女のお宅には、めったにお目にかかれないようなビロード深紅のバラが1ダースほど
飾られていてその見事さに目を奪われたのだが、
そのバラは何と1カ月近くその美しさを保っているという。

さっそく佐久市岩村田にあるそのお店、アンフルールさんを訪ねてみた。
確かに最上級のバラが何種類も揃っていて、しかもお値段は都会とは比べ物にならない
お手頃さだ。

私が今回自宅に持ち帰ったのは、Crazy Twoという赤に白の絞りのバラ。






大輪のこのクラスのバラを置いているお花屋さんは都会でもそうはない。
初めて出会ったバラだったが、家に帰って調べると2004年に作出されたばかりの、
今をときめくデルバールのフレンチローズのひとつだった。改めて感激。
花弁の開き方が何ともあでやかで、ふわっと上品な香りがする。

Crazy Twoの上に飾っている絵は、流郷由紀子さんというバラの画家によるハコネサンショウバラ
の水彩画だ。野生バラを愛し、日本中、世界中を回ってバラを描き続けている方だ。
昨年の12月にバラの会で久しぶりにお会いし、年が明けてから彼女の八ヶ岳のアトリエを訪ねたのだ。現在彼女の水彩画を3枚お預かりし、そのうち1枚を我が家に譲っていただこうと考えている。流郷さんは有田で磁器に絵付けをするお仕事をしてから海外旅行に出られるので、6月に予定している軽井沢レイクガーデンの個展まで我が家に飾って楽しんでくださいという何とも寛容なお申し出をしてくださったのだ。

というわけで、贅沢なことに今年は年初から素敵なバラたちと暮らしている。

2013年1月20日日曜日

冬の暮らし


 
ご存じのとおり、3連休の最後の日は大雪になった。首都圏も久々の大雪に道路の交通が
大混乱したと聞いているが、ここ軽井沢も例外ではなかった。我が家で30センチ近くの積雪。
 
それから6日。幹線道路にもう雪はないが、小さな道にはまだまだ融けない雪がどっさり。
 

 


シュッシュッと雪を踏みながら進むお散歩は爽快だが、ことのほか疲れる。
プシケーは運動し足りないのか、家に帰るとお庭でワンワン吠えながらもうひと暴れする。

寒いけれど、陽の光がここ何日かで春めいてきた気がする。
南の窓から降り注ぐ光がぽかぽかして、心も体もふーっと楽になる。
しばらく忘れていた感覚。。。確実に春が近づいているらしい。

この冬の日々、雪かきは夫がやってくれるので、私は薪運びを少し手伝うくらいで、
家の中ですっかりのんびりしている。というかお正月の食べすぎで胃腸の調子が
イマイチ、毎日だらだらしていたというほうが正しい。
スローペースでキッチンの収納を入れ替えたり、机を整理したり、壁の絵を掛け替えたり、
ずっとやりたかったのに時間がなくてできなかったことをしている。
薪ストーブの前に陣取って読書したり、庭の計画を頭の中で考えるのも、
今の季節とっておきの楽しみだ。植えたいバラの妄想がどんどん膨らんでいく。
冬の間は、本当の春が来る以上に、春を頭の中で楽しめる。



2013年1月19日土曜日

外ネコ、アレックとの別れ

新年早々なぜこの話題なのかわからないのだが、
PC内の古いアルバムでバラの写真を探しているうちに、
川崎の家の窓辺によく来ていた器量よしの雌ネコの写真が出てきた。
我が家ではアレックと呼んでいた、気位の高い野良ネコだ。
もう15歳は過ぎているだろう。





アレックとはかなり古い付き合いで、まだプシケーの先代犬がやってくる数年前に、
我が家のベランダの物置に赤ちゃんを産んだことから、アレックとの深い付き合いが始まった。
私のバラの庭は母ネコと3匹の子ネコに占領されて、水やりもままならなくなった。
母ネコアレックの人間への警戒心は激しいものがあって、そばへ行こうとするとシャーっと
飛びかからんばかりに威嚇して、私たちが庭へ出ることを許さなかった。

それから3匹の子ネコを母ネコの留守の隙に1匹ずつ捕まえては家の中で馴らして、
里親探しに奔走する日々が始まった。その間もアレックは狂ったように鳴きながら、
子ネコを探して我が家の周りをぐるぐる回る。
里親が決まった後は、人間をよせつけない野生児アレックを捕獲して避妊手術を受けさせ
なくてはならなかった。私たちが責任をもってやるしかない。何度も何度もトライした末、最後は
観念したように自分から檻に入ってくれた。賢い子。

アレックは私たちを信用しているのかしていないのか、結局子ネコがいなくなった後も
ずっと我が家の庭に居座った。我が家の食卓に、窓ガラス(夏は網戸)越しにひっそりと
付き添うアレック。人が怖いくせにいつもうちの家族になりたがっていた(と思う・・・)。
我が家の子どものネコアレルギーがなければ、きっとアレックと子ネコの何匹かはうちの子たちに
なっていたのだろう。
そんな私たちの気持ちをわかっていたのか、アレックはそれからもずっと我が家の外ネコであり続けた。一度も私たちに抱かれることなしに。(手をちょっぴり触るくらいしか許さないで)

しばらく姿をみせないことは何度もあった。何歳になっても若くて魅力的なアレックは、
雄ネコからもいつも追いかけられて救いを求めてきたが、きっと人間からも可愛がられ、
我が家以外にも何軒かおうちがあったに違いない。そしてそれぞれの家で、
別の名前で呼ばれていたのだろう。

軽井沢への引っ越しを決めてから、「アレックはどうしよう、軽井沢へ連れていこうか」
と主人と私は本気とも冗談ともつかない会話をしていた。

ところが、引越しの3,4ヶ月くらい前から、気づくとアレックの姿が見えない。
これまでと違って、何かよそよそしい不在感。アレックが帰ってくる気がしない。
アレックは忽然と姿を消してしまったのだ。

生きているのか死んでしまったのかわからない。
気位の高いアレックらしい別れ方だった。

ごめんね、アレック。あなたに相談せずに引っ越しを決めちゃってごめんね。
あなたが私にとって、初めて本気になってつきあった動物だったわ。
ありがとう、大好きよ。そしてさようなら。

2013年1月6日日曜日

新しい年を迎えて

新年おめでとうございます。
新居で穏やかな新年を迎えました。
 
 
 
 
 
昨年1年間の変化の年を経て、今年はどんな年になるのでしょうか。
私の人生第2章のテーマは「豊かさ」です。私の考える「豊かさ」とは、
日々の生活の中で、
小さな事象に感動できること、
尽きない好奇心を感じられること、
自然や動物と強い結びつきを感じられること、
野菜や植物を育てること、
夜寝る前に一日の恵みを感謝できること、
過去と未来をつなげること、
・・・などなどです。
 
軽井沢の地に越してきて、私は確実に以前より豊かになっていると感じています。
新しい一年にも大いに期待しています。  
 
 
1月2日に夫がベランダから撮った日の出の写真です。
 


暮れに降った雪がお正月も残っています。
雪が好きで、お庭から上がってきたがらないプシケー。
白いカモシカのよう。
 
皆様にとっても、2013年が豊かな恵み多い年となりますように!!