2012年10月30日火曜日

我が家の紅葉

先週末も用事があって東京方面へ出かけてきた。軽井沢の森のすまいに戻ると、
3日間留守の間にすっかり紅葉が進んでいた。この地域は自生しているモミジが多いので、
紅葉がとてもきれいだ。やはりたくさん自生しているナラの木はまだ色づいてこない。


 下の画像は我が家の南の庭。

 
 
こちらは、北側の庭のモミジの木々。背が高くなって、2階の屋根より高い。



 


最後は、モミジの葉っぱが落ちた地面に座るプシケーです。

 
 

 

2012年10月25日木曜日

アカオ・ハーブ&ローズガーデン

先週末は東京に一泊して、秋のバラ見学会で熱海のバラ園まで行ってきた。




熱海の有名なホテルが運営するアカオ・ハーブ&ローズガーデンは、噂に聞くだけで
一度も行ったことがなかったが、山の斜面を利用したガーデンは、大自然の中に作られた
壮大なスケールの素晴らしい庭園だった。

今春千葉の佐倉で開催された国際ヘリテージローズ会議のオプショナルツアーで外国
からのお客様に大変評判がよかったということで、私の所属バラ会の顧問がこの熱海の
バラ園を秋のバラ見学会の行き先に決めたのだった。別のバラ会の会長さんも同行された。

こんな傾斜のある山の庭園は、山国日本ならではではないだろうか。外国のローザリアンたちも
さぞかし驚嘆したに違いない。




バスで一番てっぺんの日本庭園まで登ってから、植栽を縫ってレンガや敷石の小径の階段を下ってくる。ひとつひとつのガーデンが違った趣向の作りで、西洋風の整形庭園も見られるが、不思議と山の景色の中に溶け込んでいる。


向こうには海が見渡せる


 
バラはつるバラが多くて、春に比べると花は少なかったが、樹はよく育ちローズヒップがついているものもあって、自然なよい景観を作っていた。バラのさびしさをダリアの華やかさが埋めていた。

イギリス人が好きだというダリアのよさをこれほどうまく利用しているバラ園は初めてだった。

また春に行ってみたいバラ園だ。
  
     

2012年10月11日木曜日

第10回国際オーボエコンクール・軽井沢

この3連休は、大賀ホールで3年に1度の国際オーボエコンクールがあるので、息子が
軽井沢へやって来た。ここ2年ほど休んでいるが、彼は大学オケ、OBオケでオーボエの
ファーストを務め、音楽に情熱を傾けてきた人間だ。

私たちもずっとこのコンクールを見たいと思いつつ、別荘時代はなかなか時間が作れなかった。
引っ越してきたことでついに念願かなって、本戦と入賞者および審査員コンサートの
2日間を楽しむことができた。本戦までは入場無料だ。

10月7日(日)、本戦に残った5人の演奏に朝から夕方まで聴き入ってしまった。
もちろん全員がプロとしてすでにオーケストラなどに所属している。
課題は無伴奏の現代曲とオーケストラと演奏するモーツアルトのオーボエ協奏曲の2曲だ。
今回は異例のことに、日本人の女性が2人も含まれている。
20歳の韓国人の音楽性豊かで独創的な演奏に度肝を抜かれ、フランス・スウェーデン
国籍のハリー・ポッター的容貌の持ち主のまっすぐに飛んでくる透明な音にうっとりする。
自分のパートの前後のオーケストラを目をつぶって楽しげに聴いているのもいい。
日本人女性は二人とも存在感のある演奏だった。一人は「のだめメカンタービレ」の
のだめちゃんさながらの聴衆を味方につけてしまうチャーム、もう一人は、若いけれど
もの怖じしない自然でのびやかな音色が素晴らしい。
以前に同じコンクールで3位を受賞しているロシア人は、自信のみえる危なげない演奏だった。

1曲目と2曲目で、得意不得意がどうしても現れるが、一人ひとりの演奏を聴きながら、
だんだんその人間的な魅力にまで触れる気がして、ぐいぐいと心が引き寄せられていく。
私には技術の良し悪しはあまりわからないけれど、とにかく、若い全身全霊の演奏という
のがたまらなく素晴らしい。

聴衆の投票で、私は日本人の若い女性の番号を書いてきた。堂々とした演奏だったから。
結果は、家に帰ってから当コンクールを主催しているソニー・ミュージック・ファウンデーション
によるインターネットの動画配信で見た。

あのハリー・ポッター君ことオリヴィエ・スタンキエーヴィチが見事に1位を受賞。
見るからに礼儀正しいまっすぐな青年という感じだが、そのインタビューもとても謙虚で、
心があたたかくなる内容だった。演奏も素晴らしかったが、すっかりその人柄が好きになった。
2位に若い日本人の女の子、鈴木亜未、3位にのだめちゃんを思わせる近藤那々子が入った。
奨励賞と聴衆賞は、2位の鈴木亜未がさらった。

翌10月8日(月)は、入賞者3位、2位の演奏、審査員の演奏2曲、そして最後が優勝者
によるオーボエ協奏曲だった。
シェレンベルガー、モーリス・ブルグらの大御所の演奏はそれは素晴らしかったが、
ハリー・ポッター君の演奏はほとばしる若さがあって本当によかった。スター誕生である。
前日の本戦の演奏より緊張していたが、それでもオーケストラと奏でるモーツアルトが
彼の人間性とともに、聴衆の心の奥深くまで届いていたと思う。

昼食の休みには2時間あったので、家に一度帰ることができた。
インターミッションも大賀ホールでは、中庭に出てお茶を飲んだりできるのがいい。
軽井沢のコンサートは、都会とは違う魅力をもっている。


大賀ホールの中庭の前に広がる池



















息子は会場で大学オケの後輩とばったり出会って、一緒にトンボの湯に寄って帰った。

2012年10月10日水曜日

行けなかった伊豆旅行

秋が深まってきて、周りの木々が少しずつ色づき始めました。
刈り取った稲を干す田園風景があちこちで見られます。



いつもつたないブログを読んでくださって、ありがとうございます。
すっかりご無沙汰してしまいました。
この間、書き留めておきたいことがたくさんあったにもかかわらず、
ブログ更新できないまま、時間ばかりが経過してしまいました。

プシケーがまたお腹の調子を崩して、9月下旬に2泊3日で予定
していた伊豆旅行は取りやめざるをえませんでした。
免疫関連性のIBD(炎症性腸炎)という腸の病気は、完治を期待できる
ものではなく、ずっとお薬や食餌をコントロールしながらお付き合いしなく
てはいけないようです。
今回もステロイド量を減らしたことによって、病気を抑えきれなくなり、
急激な食欲不振、下痢となってしまいました。
これに加えて、飼い主の不注意で、パンを一袋盗み食いさせて
しまったことも、症状の悪化につながったと思います。反省です。

2週間で2キロ痩せ、悲しいことにふさふさだった被毛がすっかり抜けて、
地肌が露出して、ますます痩せて見えるようになりました。

でも旅行をやめた2週間の治療と食餌で失った2キロを取り戻しました。
何とか栄養をつけようと、毎食鶏のささ身やレバーを野菜と一緒に煮ています。
サプリメントも始め、コートの復活を待っています。

嬉しかったのは、伊豆で落ち合うはずの弟犬オスカー家族が、旅行の前日に
プシケーの様子を見に軽井沢まで来てくれたことでした。軽井沢ICから
電話をいただき、見事なサプライズでした。今では親戚以上の親戚です。
感謝。