2012年7月17日火曜日

20年ぶりのテニス!

遅々として進まない庭仕事に少し嫌気がさしていたところに、申し込んでいた3日間のテニススクールの日がやってきた。

日本大学のテニス部が地元との親睦を目的に毎夏恒例で中軽井沢のコートで開催しているスクールにご近所のご夫婦と誘い合わせて申し込んでみたのだ。
スクールは無料だが、何せ20年ぶりなので テニスのウェアなど一式を揃えなくてはいけない。ラケットは昔のもののガットを張り替え、グリップも取り換えた。アウトレットでバーゲンになったテニスシューズとウェアも揃え、何とか俄か支度をした。

テニス自体は下火になったとはいえ、軽井沢には今もたくさんのテニスコートがあるし、健康維持とレクリエーションの為にこれを有効利用しない手はない。しかし、何事にもきっかけというのが必要だ。このスクールがうまくいけば私たちの田園ライフにテニスの楽しみが加わることになるだろう。

当日は3連休の中日で、道路は大渋滞。10分で行けるところを45分くらいかかって日大のテニスコートに着いた。ホテルのような立派な宿泊施設のある広大な敷地にテニスコートも6面くらいある。参加者の多くは中高年と小学校から高校までの子どもたちだった。きちんとした開会式を終えて、コートに散らばる。期待したような準備体操も素振りの練習もなく、いきなりストロークの練習。フォア、バックと終えると、つぎはボレー。何と経験者しか想定していないらしい。

こうなったら、もう理屈もへったくれもなく体が思い出してくれるのを待つばかりだ。と言っても私のテニス歴も大したことはない。20代30代でお遊びテニスとスクールを少しやったくらいだ。
結局ストロークのカンがちっとも取り戻せないまま、ボレーだけはときどきスポッと気持ちよく球が当たる。この後の試合形式の練習でも、ネット際に出ると俄然、昔バレーボールをやっていたときのアスリート魂がよみがえりむきになる。下手くそなのにサーブでもつい大きな叫び声が。。。「シャラポワか?」と友人からからかわれた。

一日目終了。自分の下手くそさに笑ってしまいながら、気持ちと体のアンバランスに自分でもおかしくなりながら、久々にスポーツをする楽しさを味わった。
とにかく怪我をしないでよかった!

ところがところがその晩、私は何と家の中で椅子の脚につまづいて怪我をしてしまった。足の中指が外側に曲がってしまった。翌日病院へ行くと、骨折していることがわかった。全治1カ月。

テニスの楽しみは少し先延ばしになった。

2012年7月12日木曜日

照明の完成

今頃になって?とタイトルを見て思われた方もあるかもしれない。

実は、川崎から運んできたリビングとダイニングの照明器具が壊れて修理に出していた。25年前にロンドンで買って自分たちで抱えてもち帰ってきた、思い入れのある照明器具だ。

どちらも真鍮でできていて、今となってはアンティークになりかけている。

リビングのシャンデリアは真鍮のアームにたくさんのクリスタルが下がっていて、光をきれいに反射する。そのシャンデリアが、引越しのトラックで長い道中揺られたせいか、真鍮のアーム部分が全体に歪んでしまって、クリスタルを吊っていた針金も一部切れてしまった。この愛着ある照明が元通りになるか、これでお払い箱になってしまうかの瀬戸際だった。引越し業者で修理代はもってくれるというが、そもそも修理は可能なのだろうか?

インターネットであれこれ調べた結果、大宮にあるライティングファクトリーという業者さんが輸入の照明器具の修理を引き受けてくれることになった。古いものなので扱いが難しく完全に修復できるか約束はできないが、最善は尽くすという。信頼がおけそうな気がした。しかも、リクエストに応えて、軽井沢までこの壊れやすい照明器具を引き取りに来てくれた。再び車の揺れで歪まないように、ワンボックスカーの中にバーを渡して吊り下げて輸送するという念の入れようだった。

ダイニングの照明器具のほうは、引越しとは関係なく、経年のためソケット部分が劣化してしまったのと、ガラスのグローブも壊れてしまっていた。グローブを新たに作り直すのは、大変な金額がかかるということなので、とりあえずソケット部分だけ直して保管しておくことにした。
代わりにダイニングの天井の梁につけるスポットライトをみつくろってもらった。
リビングの照明がひときわクラシカルなだけに、下手なものをつけるとちぐはぐになってしまうから、ここはうんとシンプルなものをお願いした。店舗などの照明をいくつも手がけている業者さんなので、この辺の器具の選定はお手のものだ。

1ヶ月ほど待ってようやく照明器具の修理が終わり、無事私たちの大事なシャンデリアが元の場所に元の姿で吊り下げられた。古い照明器具を丁寧に愛情をもって取り扱ってもらったことが嬉しかった。





ダイニングのスポットライトも、ガラスが温かい雰囲気をかもし出している。今は製造中止になってしまったヤマギワの工芸品的な製品らしい。



ようやく我が家の照明の完成だ。めでたしめでたし。