2012年7月12日木曜日

照明の完成

今頃になって?とタイトルを見て思われた方もあるかもしれない。

実は、川崎から運んできたリビングとダイニングの照明器具が壊れて修理に出していた。25年前にロンドンで買って自分たちで抱えてもち帰ってきた、思い入れのある照明器具だ。

どちらも真鍮でできていて、今となってはアンティークになりかけている。

リビングのシャンデリアは真鍮のアームにたくさんのクリスタルが下がっていて、光をきれいに反射する。そのシャンデリアが、引越しのトラックで長い道中揺られたせいか、真鍮のアーム部分が全体に歪んでしまって、クリスタルを吊っていた針金も一部切れてしまった。この愛着ある照明が元通りになるか、これでお払い箱になってしまうかの瀬戸際だった。引越し業者で修理代はもってくれるというが、そもそも修理は可能なのだろうか?

インターネットであれこれ調べた結果、大宮にあるライティングファクトリーという業者さんが輸入の照明器具の修理を引き受けてくれることになった。古いものなので扱いが難しく完全に修復できるか約束はできないが、最善は尽くすという。信頼がおけそうな気がした。しかも、リクエストに応えて、軽井沢までこの壊れやすい照明器具を引き取りに来てくれた。再び車の揺れで歪まないように、ワンボックスカーの中にバーを渡して吊り下げて輸送するという念の入れようだった。

ダイニングの照明器具のほうは、引越しとは関係なく、経年のためソケット部分が劣化してしまったのと、ガラスのグローブも壊れてしまっていた。グローブを新たに作り直すのは、大変な金額がかかるということなので、とりあえずソケット部分だけ直して保管しておくことにした。
代わりにダイニングの天井の梁につけるスポットライトをみつくろってもらった。
リビングの照明がひときわクラシカルなだけに、下手なものをつけるとちぐはぐになってしまうから、ここはうんとシンプルなものをお願いした。店舗などの照明をいくつも手がけている業者さんなので、この辺の器具の選定はお手のものだ。

1ヶ月ほど待ってようやく照明器具の修理が終わり、無事私たちの大事なシャンデリアが元の場所に元の姿で吊り下げられた。古い照明器具を丁寧に愛情をもって取り扱ってもらったことが嬉しかった。





ダイニングのスポットライトも、ガラスが温かい雰囲気をかもし出している。今は製造中止になってしまったヤマギワの工芸品的な製品らしい。



ようやく我が家の照明の完成だ。めでたしめでたし。

4 件のコメント:

  1. 照明器具で、印象は変わりますものね~
    お気に入りの照明が復活して良かったですね♪

    不安定なお天気が続いていますね・・・
    でも週末はお天気回復しそうなので、テニス楽しんでくださいね。

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  2. 照明は部屋の隠れた顔って感じがする。
    とても重要なアクセントになってるよね。
    大切な物だからこそ、末永く一緒に時を分かち合いたいね。

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  3. ミモザさん

    コメントありがとうございます。
    家具や照明は、自分たちと一緒に年をとってきているので、
    何だか分身のような感じです。本当に復活できて嬉しいです。

    明日はお天気どうでしょうね?
    ダム湖楽しんできてください!
    私は走れるかどうか心配です(汗)

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  4. エリサラさん

    コメントありがとうございます。
    照明で夜のお部屋の雰囲気が変わりますよね。
    我が家は家具も照明もみな私たちと一緒に
    だいぶ年をとりました(笑)。

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