2012年3月31日土曜日

薪ストーブ点火式とチーク無垢床材のオイル塗り

娘のウェディングまで1週間、私たちの引越しまで2週間となった。

この1週間くらいは、引越しの荷造りの他、引越しに伴う各種手続きなど、
やるべきことがどんどん増えてきて、同じ1時間の中でも通常の2,3倍くらいの
働きをしている気がする。時間はむしろ以前よりゆっくり進行している感じかもしれない。

少し日にちが経ってしまったが、27日は家の引渡しに軽井沢へ行き、新しい鍵を受け取った。
部材の取替えがあったりで、まだすべてが完成したとはいえないが、とりあえずキッチンも洗面所も
使えるようになって、薪ストーブにも初めて火を入れてみた。
私の希望通り背の高いストーブは、ガラス面が大きく炎がダイナミックに見える。



薪ストーブの後ろの壁と床に貼った天然石は期待を裏切らずイメージどおり。
この壁の中は空洞で、例のセントラル換気システムで家の各所から集められた
空気の吹き出し口になっている。
この場所と同じ石を玄関のたたきと外構の階段にも使った。


この家の1Fの大部分は、漆喰の壁とミャンマーチークの無垢の床材で仕上げてもらった。
ソファが置かれる予定の正面の壁上部には間接照明を入れ、さらに方向を変えられる
ダウンライトを設置してソファで読書しやすいようにした。


この日はさっそくチークの無垢材に保護オイルを塗るという初仕事をした。

無塗装のチーク材のナチュラルな色と質感にもとても惹かれたが、愛犬の涎のことを考えると、
やはり保護材のオイルを塗るしかない。この撥水性のあるオイルを塗るとこっくりとした色が出て、ヴィンテージ仕上げのようになる。(ワンコは今回は訓練士さんにお預けしてきた)

工務店の社長さんにコツを習いながら、主人と二人でオイル塗りに精を出した。


まずは目地を塗って、それから全体を塗りつぶしていく。

米松で特注した玄関ドアには、迷った末オーク材のレバーハンドルをつけてもらったが、
全体として木の質感がとてもよい。主人も私も木が好きでたまらないのだ。



実は、お気づきかもしれないが、今回の工事ではまだテラスがまったくできていない。

今回の工事には、軽井沢町のリフォーム補助金が適用されるため、近々軽井沢町転入手続きをした後、補助金を申請する予定だ。承認されれば、第2工事が始まるが、ゴールデンウィーク前に完成することをひたすら祈っている。

2012年3月27日火曜日

卒業

外出すると、袴姿の女子学生の姿を見かける今日この頃、卒業式の季節だ。

卒業式のあの厳かな、晴れがましい雰囲気は独特のものだ。
それまでの学校生活での成長と葛藤、人間関係の喜びや苦しみ、
すべてが詰まった思いがあって、それでもひとつの区切りをつけて、
学校生活の終わりを祝う儀式。

卒業式に思いをはせながら、いつしか卒業する学生に思いを重ねている
自分に気付く。
私自身もまた、ある意味でここ川崎の地での家族の時代を卒業するのだ・・・と。
いうなれば、2人の子どもを育て、家族を発展させた時代が終わりを告げる。
でも終わりは新しい時代の始まりでもある。
息子も娘も立派に成長して、自分たちの人生を切り開こうとしていているし、
私たち夫婦は愛犬と新しい自分たちの時代を新しい土地で築こうとしている。

道を歩くと、今年は少し遅い沈丁花の甘く切ないような香りが漂ってくる。
寒冷地の軽井沢へ引っ越したら、この季節にこの特別な香りをかぐことは
もうなくなるのだ。

こうして何をやっていても、いつもどおりやっていることが、
もう二度と同じようには繰り返さないのだという思いにとらわれる。
すると、引越し前の残された時間のどの瞬間もが
かけがえのないものに思えて、一瞬一瞬をいつくしんでしまう。

私たちの人生に起きることは「すべて時に叶って美しい」。
ふとそんな聖書の言葉を思い起こした。

2012年3月21日水曜日

引渡し8日前

3月19日に軽井沢の現場を見に行った。
引渡しは友引の27日火曜日に決定。あと8日ですべて終わるなんて信じられない。
完成がとても楽しみな反面、
まだまだ工事は続きそうな気がして、終わってしまうのがちょっと惜しい。

玄関も室内も建具のドアは一番最後になるそうだ。
キッチンもいちおう組み立てが終わったが取っ手はついていない。
浴室はタイルが貼られ水栓がついていた。
階段から2Fの廊下にかけてカーペットが敷かれていた。

細かいところでは気になるところがあれこれあるが、
全体として、がっしりと重厚な印象になってきて満足。ダウンライトの照明は
とても感じがいい。

仕上げについて細かい打ち合わせを行う。最後まで気が抜けない。


イメージどおりに仕上がったダイニングの吹き抜け天井
無垢の木に白いペンキを4回塗りして仕上げてもらっている
集成材でくるまれた梁の上(中)に間接照明が仕込まれている


この家の中心になる?アイランド型キッチン
壁のタイルはとても気に入った


浴室は選んだタイルが思ったより白くなく
土色の暖かなイメージに仕上がっていた
 

階段の踊り場の向こうは
天窓からのやわらかな光のシャワーが降り注ぎほわっと明るい。
この家のお気に入りの場所になった。
最後まで、つつがなく工事がおわりますように。

2012年3月17日土曜日

友人たちとの交わり

家があと2週間で完成し、引き渡しになる。

引っ越しまでの1か月はおそらく生涯最も密度の濃い時間を過ごすことになりそうだ。

こちらでの友人や仕事仲間たちとのお食事会は続き、今週はお呼ばれ
2回、ランチとディナーで何と週4日というクライマックスの週となった。
こんなにまとまって親しい人たちと会えるなんて、一生にそうあることじゃない。

このスペシャルイベントが終わったら、ひたすら引越しの準備に専念し、
長年かけてたまったものを整理して断捨離を行わなくてはいけない。

でも今夜は3カップルで集まった素敵なディナーの余韻にひたって、
引っ越し後の楽しい田園ライフに思いをはせよう。
私たちの田園ライフに欠かせないもの、それは愛犬の存在と友人たちと
の交わりである。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。



今日のお料理は、モロッコやアルジェリアの影響を受けたフレンチだそうだ。
メインは豚肩肉とレンズ豆煮込み料理。
デザートは、レモンタルトと焼プリンです。まるでレストランそのもの!
お若いカップルの出産と私たちの引っ越しを祝ってくれる、スペシャルディナー
でした。、


下の写真は、軽井沢の家の薪ストーブ後ろの壁に石が貼られたところです。






2012年3月13日火曜日

「家づくりは予算との闘い」

10何年前に世田谷区に3階建て住居を建てた妹が言っていたことだが、「家づくりは予算との闘い」という言葉を、今回の家づくりでは何度も思い返す。

ひとつ予算オーバーのものをオーダーしてしまえば、別なものは抑えるというふうにしないと、限りなく建築費が膨らんでしまう。5万円、10万円の違いだったらいい方をというのは要注意の考え方で、これが積み重なってあっという間に何100万円の差になるのだ。

そうは言いながらも、譲れないものも多くて、予算の中でどうにか思い通りのグレードを実現しようと思うと、自分で調べて自分で納得できるものを調達することになる。

インターネットが普及した今の世の中では、施主が自分で材料や設備機器を注文して建築業者に支給するということが可能になった。我が家の場合も、具体的にはキッチン、洗面ボウルや水栓、床材、設備機器などかなりの部分を施主支給させてもらった。建築業者さんにとっては、正直迷惑な話だろうが、施主の思いをかなえるためには協力も仕方ないといったところだろうか。

リフォーム総額のうち、どこに予算をかけ、どこを抑えたかはまた別の機会に書きたいと思う。

2012年3月6日火曜日

内装工事

3月に入ったら俄かに身辺があわただしくなってきた。
娘の結婚式も私たちの引っ越しもカウントダウンが始まった。

当分会えなくなるからと、友人たちがランチに誘ってくれ、2月から週に1,2回ずつ昼食会を楽しんできたが、嬉しいことに3月もランチやディナーの約束が続く。
家づくりの方も最終段階の打ち合わせの電話とメールが連日行き交う。引越しの準備も少しずつ進めなくてはいけないし、結婚式の準備も怠りがあってはいけない。

忙しいけれど何て贅沢で幸せな日々!

軽井沢の現場では内装工事に入り、2階から床や壁が仕上げられ、ドアもついたと連絡をもらった。
内装工事前の下地を作る工事が延々と長かったが、ここから先は一気に仕上がるそうだ。

以下の写真は、3月1日に現地に行ったとき撮影したもの。


東南のダイニング天井は梁を出してもらったが、梁は集成材でくるんで、
天井と同様、白のペンキで仕上げる予定。





階段に娘のデザインしたフラットバーの手すりがついた。




左は寝室の奥にできた納戸の入り口

大分家らしい感じが出てきただろうか。

2012年3月3日土曜日

桃の節句

今日は桃の節句。
2月末に今冬2度めの雪が降ってからずっと寒かったけれど、今日はうららかな春の日になりました。




我が家の2段飾りのお雛様も都会のマンション住まいではなかなか飾り切れず、下駄箱の上で1段だけで我慢してもらっています。七楽人たち、ごめんなさい。

娘の結婚式を前に、今年は特別な思いで飾り付けました。
25年前娘の初節句に母と選んだのは、ぷっくらとしたお顔の真多呂人形でした。お雛様の穏やなまあるいお顔がどことなく娘の生まれたときの顔と似ていたからです。

お陰さまで娘は健やかに成長jし、よき伴侶を得て、もうすぐ人生晴れの日を迎えます。
明日は、披露宴会場のポールボギューズというレストランに、当日のお料理の試食に行きます。