2012年8月31日金曜日

旧軽井沢の魅力その2 天空のカフェ アウラ

2回目の旧軽井沢では、前から訪ねたいと思っていた天空のカフェ アウラという
旧軽井沢の絶景を望めるカフェに行ってきました。お山の上に昨年オープンしたばかです。

お店の名前をきいただけで、どこか突き抜けるような爽快さを感じますが、
私にとってはこのロケーションは特別の意味がありました。
前住んでいた山の家の延長線上の道にあって、前眺めていたのと同じ景色が見られるはずだからです。

去年の初めにその道を通ったときに、大がかりに山の上まで登る道を作る工事をしていて、いったいどんな方がどんな別荘を作るのかしらと思っていました。静かな別荘地の中、しかも交通のわかりにくいところに、まさかそんな天空カフェができるなんて夢にも考えていませんでした。

入口から車で登っていくと、駐車場に車がいっぱいなのにまずびっくりしました。
景色は、想像通り、愛宕山、碓井峠からプリンスのスキー場、離山までが一望できるスケールの大きさです。もう少し下からですが、私たちも山の家からこの同じ山並みを飽きずに眺めていたのです。






さらにびっくりしたのは、テラス席に座ってワインで食事をしているお客たちが醸し出す、優雅でくつろいだ雰囲気でした。ここでは、ある究極の贅沢をみんなが味わっている。その贅沢が与えてくれる本物の心愉しさがどの席からも伝わってくるのです。
もちろん夫もワインを注文して(私が運転)、美味しい生ハムをつまみました。

日がなこのオープンな空気の中で、読書でもできたらどんなにいいでしょう。


 
 
お隣の席の犬連れのご夫婦と、いつのまにか軽井沢の魅力について話し込んでしまいました。
 
旧軽井沢は、古い軽井沢も新しい軽井沢も、尽きない魅力がいっぱいです。


2012年8月30日木曜日

旧軽井沢の魅力その1 サロンコンサート

お盆の後はずっと雨が降らず、昼間は残暑の強い日差しが照りつける日が続いています。
そして軽井沢の町はまだ遅い夏休みを楽しむ人たちでいっぱいです。

この1週間余りで2回続けて旧軽井沢へ出かけて行く機会がありました。

最初は、旧軽井沢の古くからの別荘地でのサロンコンサートへ。
我が家から旧軽井沢へは、幹線道路18号が混んでいるので、1000メートル林道を使って中軽井沢へ、さらに三井の森から鹿島の森へ抜けて車を走らせます。寶性寺のあたりから、うっそうとした木立の山に入り、空気がひんやりと変わる。いよいよ旧軽井沢に突入します。

お目当てのサロンは、道がわかりにくくて途中迷ってしまいました。ショーハウスを通り越して、左折すると、いかにも旧軽井沢らしい石垣と苔と落葉松の道に出ました。行けども行けども、石垣が終わらない。一つのお屋敷の敷地の広大なこと。別荘管理の方に道を教えていただき、引き返します。






たどりついたアトリエブルックスという木立の中の建物は、聴衆で満員に。2階のギャラリー席から、
今日演奏のあるクラヴィコードという古楽器とショパンが愛したというプレイエルピアノの写真を撮りました。演奏者は私のバラ関係の友人で、今日はクラヴィコードでオールバッハ、プレイエルピアノでオールショパンを弾きます。



クラヴィコードは4,5年前に一度大賀ホールで耳にしていたのですが、「かそけき」という表現がぴったりな小さな音。耳をすまして聴いているうちに、静かにバッハの世界が広がってきます。

プレイエルピアノというのは、日本に何台もないような珍しい楽器なのだそうです。そんなピアノを置いているこのサロンのオーナーさんは一体どんな文化レベルの方なのでしょう!

友人の話によれば、弾き方も音の出方もまったく現代ピアノとは違うそうです。音を探りながら弾いていくうちに、ショパンが好んで弾いていたに違いないまろやかな音が引き出されてくるといいます。
私にとっても、今まで聞いたことのあるどのショパンとも違って、その喜びや悲しみの内面が、華麗な、豊かな音になって心に深く入り込んできました。友人の演奏に加え、ジョルジュサンドとの愛の逃避行を朗読する、下重暁子さんの語りも素晴らしかったからでしょう。詳しくは友人のブログでご覧下さい。

久しぶりに旧軽井沢へ行って、久しぶりに生の演奏に触れ、心地よい興奮を感じた一日でした。

2012年8月24日金曜日

美味しい夏休みのしめくくり

家族全員が揃った夏休みは、モモカのランチから始まって、バーベキューをしたり、毎日がおいしいもののづくし。

朝食には、3種類(ルバーブ、野イチゴ、杏)の手作りジャム。ホームベーカリーで作ったパン、またはハルニレテラスにあるサワムラのパン。ヨーグルトも地元のものはどれをとってもとてもおいしい。そして、ご近所からいただいたり、直売所で買ってくる新鮮な野菜。トウモロコシは甘くてしゃきしゃきしているし、やはり地元で採れるズッキーニやかぼちゃ、トマト、モロッコインゲンも都会で手に入るのとは味が違う。仙台の弟犬ご家族からも家庭菜園で丹精した野菜をお土産にいただいた。なんて心豊かな食卓!

果物は、信州産のスイカもモモもブドウもみなしっかり甘い。
それに、地元で採れた肉厚の干し椎茸や下仁田こんにゃくやしらたき。
最近はこのあたり特産のクルミを使ったお料理にも挑戦。

素材がいいので、シンプルなお料理ばかりになるが、子供たちも私たちが感激したように、日々軽井沢ならではの食卓を喜んでくれた。

そんな美味しい夏休みのしめくくりは義理の息子が作ってくれたオレンジのクレープ。正式名はなんというのだったか。。。

こちらは、素朴な田舎料理とは対極にある、洗練されたフレンチです。彼らが挙式をしたポールボギューズというミシュランでおなじみのレストランのヘッドシェフに、2次会でのサプライズショーのため直々に教えてもらったという正当なレシピだ。

目前でクレープをオレンジソースにからませて仕上げてもらったが、何度も練習を重ねたというだけあって、義理の息子の手つきはさながらシェフのよう。お道具が揃わないのが申し訳ないが。。。

 
あらかじめ焼いておいたクレープを4つ折りにしてバターとオレンジジュースを
香ばしく焦がしたソースにからめる。クレープパンがないので、テフロンで代用。
 


ソースをフライパンからこそげ落として、クレープにかける。


チョコレートアイスクリームとミントの葉を添えて出来上がり。

添えるアイスクリームはチョコレートというのが極意。クリームプリュレの元祖であるボギューズらしい、甘くてほろ苦い大人の味。

充実した幸せな夏休みでした。これからはダイエット!!

プシケーの元気回復!

お盆休みに家族がみんな揃って、病み上がりのプシケーもずいぶん元気が出た。

でもなんといっても、いつものワン仲間やきょうだい犬に会って一緒に遊んでもらったことで、すっかり病気前のテンションが戻ってきた。



仙台から避暑にやってきた仲良し弟犬オスカーと。この二人本当に似ているでしょう?
飼い主も間違えること度々。
左がプシケー、右がオスカーです。
 


眺めがよく広大な敷地のドッグラン、
北軽井沢のドッグバケーションにて
イングリッシュセター仲間3家族が集まった。
体力がもつかしらと心配していたプシケーだが、
全身で喜びを表し弾けていた。
 
 



午後は涼を求めてダイナミックな浅間大滝へ


 
流れが冷たい!
私は写真班です。
 
 
この後も終わらない夏は続き、イングリッシュセター仲間のご自宅や別荘にお邪魔して、人も犬も楽しい時間をもちました。皆さん、ありがとうございました!
 

2012年8月22日水曜日

家庭菜園の初収穫

 私たちのガーデン計画の一つ、家庭菜園が友人の助けによって何とか完成した。畝を作ってキュウリやナスの苗を植えたのが7月末。それから約3週間、苗はぐんぐん大きくなって、ついにお盆期間中にナスを初収穫した。



数日して、キュウリもどんどん実ってきて一日に数本ずつ収穫している。




この他、モロヘイヤや青ジソも少しずつ収穫。採れたての野菜はみずみずしくて、キュウリなどそのままマヨネーズやお味噌をつけて食べるのが最高だ。



 家庭菜園は夫のかねてからの希望だったが、完成までには、地面を木枠で囲い、黒土を2立米入れ、苦土石灰をまいて寝かせてから、堆肥と混ぜ、畝を作ってマルチングし、苗を植えて支柱を立てるという長い工程があった。私も生まれて初めて鍬をふるった(足の怪我の前のことだが)。
ただ苗を買うには少し時期が遅くなってしまい、あまり種類を選ぶことはできなかった。

最初は家庭菜園が初心者の自分たちに本当に作れるのかと思っていたが、ご近所の方が囲いの木枠にする木材を持ってきてくださったり、家庭菜園の大先輩が農家で使われているという豚糞堆肥を持参で手伝いにきてくださったり、周りのご協力と土と太陽の力で何とか収穫までこぎつけることができた。

ささやかながら生産の喜びを日々実感している。感謝。

2012年8月19日日曜日

お盆休みはフルール・ドゥ・ペシェ モモカのランチから



楽しみにしていたお盆休みもあっという間に終わり。
今朝息子と娘夫婦が帰ったら、急に気が抜けたようになった我が家です。

新しいメンバーも含め家族全員が集まれる貴重な機会なので、このときとばかり、新鮮な野菜や果物、信州の美味しいものをいっぱい食べてもらいました。

最初に、軽井沢だけじゃない信州の魅力を伝えたくて、東御市にあるフルール・ドゥ・ペシェ モモカのランチに連れて行きました。軽井沢のエルミタージュドタムラで修行したシェフが新しく開店したお店で、タムラと同じように厳選した新鮮な食材を使った丁寧なお料理でした。前菜3品、メインの魚料理と肉料理そしてデザートというシェフお任せコース。

ゆったりと2時間半かけたランチの後は、車で10分ほど北上した海野宿に寄り、ガラス工房橙さんの器をみんなで楽しく選びました。息子は花瓶、娘夫婦はミルクピッチャー、私たちは冷茶のグラスをゲット。レストランで見たシルバ-置きも特別オーダーに応じてくれました。出来上がるのが楽しみです。

山口県萩から取り寄せたタイのサラダ
に載っているのは、オクラの花だそうです
美味しかった!

お肉料理はフランス産の味わい深いカモでした




デザートのアイスクリーム
ガラスの器は海野宿の橙さんのもの



千曲川のほとりにあるこの宿場町の街並み
子供たちもとても気に入ったようです





ガラス工房橙さんの建物
風鈴が涼しげに並んでます

私が買ったのは、クルミ殻のかけらが入って少し青みがかった
クルミガラスの冷茶用グラス(写真左端)
これは娘たちが買った
ミルクピッチャー

このあとも、美味しいものがずっと続いた休日でした。

2012年8月3日金曜日

お散歩の再開

「犬は具合が悪くなるのも早いけど、回復し出したら早いわよ」。昨日訪ねてくれた友人が言った通り、昨日今日とプシケーはめざましい回復を見せてくれている。

病み上がりのプシケーは、最初はトイレのため家の周りを一周するのがやっとだったが、少しずつ歩く距離を延ばし始めた。

昨日今日と夫が仕事で留守だったので、私も左足をかばいながらプシケーとちょっとだけお散歩に出てみた。怪我をしてから私もほとんど外の道を歩いていなかったので数週間のうちに変わっている景色が新鮮だ。まだ本調子までいかないプシケーとなら、故障者の私でも何とか一緒に歩ける。

夏の浅間山がきれいでiphoneで写真を撮ってみた。



稲もトウモロコシもびっくりするくらい背が伸びていた。




帰り道の途中で、ちょっとくたびれて小休止するプシケー。痩せてお顔がひとまわり小さくなった。


2012年8月2日木曜日

停滞の7月が終わった

ずっとブログを更新できないまま月が変わって8月になった。

どうやら6月の最後に「今年の庭づくりプロジェクト」という記事を書いてから、完全に精神的、肉体的不調に陥ってしまっていたようだ。多分この記事がいけなかったのだ。

庭づくりを実現するには宣言するのが一番と書いてみたものの、わが身の限界を考えないこの大言壮語がいけなかった。気持ちだけが先走って、体がついていかない。あれもしなくては、これもしなくては、と焦るばかりで、広すぎる敷地と膨大な仕事量を前に、体が麻痺したように動かなくなってしまっていた。足指の骨折は、そんなさなかの怪我だった。きっと「逃げたい」「休みたい」という無意識のなせるわざだったのではないかしら。。。

そして、私の怪我の一週間後にはプシケーまでが病気になって。。。高熱でぐったりと横たわるばかりの日が5日も6日も続いて、毎日のように動物病院へ連れて行った。このまま衰弱していってしまったらどうしようと、家族や親しい友人たちに、大騒ぎをして救いを求めてしまった。不安で不安でたまらなかった。

これと前後して、私のノートパソコンが壊れ、つぎに携帯まで壊れた。一体なぜそんないっぺんに?

しかし、陰極まって陽に転ずる・・・。プシケーもここ数日急速に元気と食欲が戻ってきた。ステロイドや抗生剤の効果に加え、家族や友人たちがパワーを送ってくれたお陰と信じている。私にもようやく平常心が戻ってきた。
パソコンはこちらで見つけた新しいサポートの人に頼んで、壊れた本体からデータだけ取り出し、新規購入したWindows7に入れてもらった。携帯もiphoneに思い切って変えることができた。
足の怪我も日々回復を実感できるし、どこへも行けない何もできない分ゆっくり休めた。
やれやれ。皆様、ご心配をおかけしました。

そして、肝心のストップしていた庭づくりにも、ありがたい助っ人が現れてくれた。

かくして停滞の7月が終わった。
8月は身の丈に合った生活をしなくては。お盆には家族全員が集まれるのが何より楽しみだ。