2012年4月10日火曜日

華燭の典

4月8日、我が家の長女が晴れの日を迎えました。代官山のポールボギューズというレストランで、挙式と披露宴を執り行いました。東京では桜も満開になって、あたたかい春の陽のもと、すべてを無事に終えることができ、大きな喜びと安堵を感じています。



会場の入り口のウェルカムボードの横でお客様をお迎えするのは、
二人で行ったミラノのデザイン展の際にお揃いで買ったリモワのスーツケース。
中には4月8日の数字と二人のイニシャルの文字。そして二人の仕事に関係する車と建物のミニチュアたち。
横のフラワーアレンジメントは花嫁の母からプレゼントさせてもらいました。 



前日にどきどきしながら思いを込めて活けたプレゼントのお花。娘の要望に応えて、
パープルのグラデーションのお花をお教室の先生が市場から買い占めてきてくださいました。

 

挙式の直前には、私たち両親の手で娘にウェディングヴェールを被せる儀式を行いました。
このヴェールは両親が娘を悪や災いから守りながら大切に育ててきた見えない護りの膜を意味するそうです。
挙式の中で牧師様のお許しにより、このヴェールを新郎が掻き揚げて花嫁にキスをすることによって、
娘は両親の手から新郎に委ねらるのです。



我が家のワンコも廊下のディスプレーに混ざって参加させてもらいました。
左がプシケー、右は先代犬ボンボンです。

 二人が企画し、前日の深夜まで準備を重ねたという披露宴は、すみずみまで二人のオリジナリティーが満ち溢れ、和やかで心温まる宴となりました。
今は亡き私の両親や義父もその場に一緒にいて満面の笑顔で祝福してくれていたことを感じました。

一夜明けて、私は昨日の幸せな余韻が残る中、どこか力が抜けてしまって宴の後の寂しさを感じています。娘の結婚に関して今まで一度も感じなかった「娘を手放す」ということの痛みを初めて実感したからでしょうか。夫に聞いたらやはり同じ気持ちだったようです。

2 件のコメント:

  1. オスカ-ママ2012年4月10日 17:51

    Sちゃんのご結婚おめでとうございます。Sちゃんなんて美しく、そしてご両親の思いを込めてベ-ルを被せてあげるなんてなんてロマンチックなのでしょう。とても感動しました。
    ママさんのフラワ-アレンジマント、ワンちゃん達参加のディスプレイ、何てすてきな結婚式なんでしょう。
    ママさんと、パパさんの思い、娘に対する思いいつか私たちもあじわう日がくるのでしょうか?

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  2. オスカーママさん

    早速のお祝いメッセージありがとうございます!

    昨日は本当にぼんやりと一日を過ごしてしまいました。我ながら自分のそんな複雑な気持ちに驚きました。同じような思いを分かち合っていただける日もそう遠くはないと思います(笑)

    ワンコたちの参加、娘の思いつきでしたが私もすご~く嬉しかったです。

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