2012年6月29日金曜日

人と出会う町  軽井沢

町が小さいせいかもしれないが、軽井沢町に引っ越してきてからというもの、しょっちゅう誰かにばったり出会っている。

旧軽井沢の山の家があった別荘地の管理人さんにも、別荘地で交流のあった方々にも、散歩道やホームセンターやフラワーショップなどで、この2ヶ月のうちに立て続けに出会った。町が小さいせいか、「引き寄せの法則」が働いているのか? その人のことを考えていると不思議とばったりとどこかで出会うのだ。

つい先日も、山の家の別荘仲間のお宅をご挨拶がてら訪問したいと思っていた矢先に、追分のフラワーフィールドで花苗を買って車に乗りこむと、真横に見覚えのあるプリウスが滑り込んできた。週末ガーデナーながら本格的なお庭づくりに取り組んでいらしたご夫婦と再会を喜び合い、そのまま新居に立ち寄っていただいた。

もっとも軽井沢で地元のお知り合いと出会うのは当然といえば当然かもしれない。しかし軽井沢というのは、思いがけない人に出会う町でもある。

最近での最大のサプライズは、中高時代の旧友との偶然の再会だった。
私たちの新居がやっと完成した日に、駅近くのなが蔵という鰻屋さんに初めて行った。店内で私たちと年格好の似たカップルが鰻を食べながらおしゃべりしている。その女性の方を見て、あれ、どこかで見たお顔と思った。気になって、チラチラと食事の間中盗み見てしまった。食事の後、あちらから声をかけてくださった。「Tさんじゃない?」と私の旧姓。本当に懐かしい、何十年かぶりの再会だった。

その旧友ご夫婦は何と、我が家から歩いていける場所に1,2年前に家を建てていて、数年以内に引っ越してくるという。私たちの新居が完成した日だっただけに、この地での新たな交友関係の展開を暗示しているような気がして、その偶然の不思議を喜びかみしめたのだった。

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