2011年11月26日土曜日

ついにDolceさんでランチ

今度こそ、事前に予約を取って、追分のDolceさんでランチすることができました。1回目は直接行って、定休日。2回目も直接行って予約で満席。3度目は前日にお電話したらすでに予約でいっぱい。何と4度目の正直?で、ようやく念願を果たしたのでした。

ワン連れのため、テラス席をお願いしましたが、もう11月も末、ヒーターを入れてくれた上、ご主人と奥様でが何回も寒くないかと心配してくれました。

木の外壁に白い木製の窓とドア。ログハウス特有のあたたかな雰囲気。
ログハウスTALOのカタログが置いてありました。


デザートつきのランチを頼みました。お食事は和食で、手の込んだ品々に作り手の細やかな心遣いが感じられます。
なんと我が亭主殿、さあお食事という段になって仕事の電話が入り、話が長引いてなかなか終わりません。私はさっさと自分のプレートに手をつけました。お店のご主人が気の毒がって、我が亭主殿の冷めてしまったご飯とお吸い物をあたたかいものに取り替えてくれました。

デザートの杏とりんご(多分?)のタルトが絶品でした。あんまり美味しくてぺろっといただいてしまったら、遅れて来た亭主殿のケーキはチーズケーキでした。そうと知ってたら、一口食べさせてあげればよかった!

お庭の見事な株立のシンボルツリーの佇まいが気に入って、名前を聞きました。「ウワズミザクラ」だそうです。
やった~!、 私たちの新しい家の敷地にも何本もこのサクラがありました。
楚々とした白っぽい花をつけるこの野生種のサクラ、来年が楽しみです。

2011年11月25日金曜日

奉鎮の品と水晶を建物の中心に埋める


11月の16日から始まった解体工事が終了し、いよいよ基礎工事が始まります。
既存の基礎は 布基礎ですが、断熱のためベタ基礎を打ちます。

いよいよ待ちわびていた瞬間がきました。

地鎮祭のときに、神主さんから頂戴した「奉鎮」と書いた鎮め物の木箱を、
あらかじめ用意していた水晶と一緒に建築中の建物の中央に埋めます。
水晶はパワーストーンのお店で、この用途のため選んでもらったもの。

年齢とともに、目に見えないものを大切にする気持ちが自然と強まっています。

工務店の社長さんが建物の中央を決め、スコップで地面に穴を掘ってくれました。
主人と二人で、その穴に埋納の品を入れ、土をかけました。

こうしてまた一歩、前進です。

2011年11月17日木曜日

1000M林道のレストラン


最近の軽井沢の傾向は、中軽井沢から追分にかけてオシャレなお店が
どんどんできていることだ。

中でも評判の高いDolceというレストランにずっと行ってみたいと思っていた。
1000M林道から少し上がった森の中にあり、ランチのみのサービスで
1日20食限定ということらしい。
その日は、12時過ぎに行ったら、もう予約でいっぱいで、前回の定休日
に続き、また空振り。

仕方なく、近辺でレストランを探すと、見つかりました。
林の中からぽっと現れたオシャレな雰囲気のお店。ピンコロ石の敷かれた
アプローチを通って、フランスの田舎屋風の趣向を
凝らした建物のお店に入る。スイヤルドという名前のレストランだ。

急いでいたので、イベリコ豚と温野菜のワンプレートランチとなりましたが、
お値段もそこそこでした。。。

地鎮祭


ここに至るまでの経緯は、話せばかなり長くなる。
当初は新築するつもりで土地を探していたが、なかなかこれという物件がない。
そんな折、立地も環境も言うことない中古物件に出会い、リノベーションの期待をかけて購入した。

この家を自分の理想のすまいに作り直すことができると一瞬にしてイメージが膨らんだ。

長年軽井沢の建物を見てきた自分の選択眼を信じたかったが、実際は、この熱い思いを実現するには、たくさんの乗り越えなくてはならない壁が待ち構えていた。

夏のみの使用だったその別荘を通年使用できるようにする為には、基礎を打ち直し寒冷地軽井沢ならではの断熱と換気の工事をする必要があった。躯体だけを残したいわゆるスケルトンの大掛かりなリフォーム工事だ。結局、地元の建設会社、リフォーム会社、工務店、大小合わせて5社から話を聞き、そのうち2社から見積もりを出してもらった。最終的に納得して最後の1社と契約するまで、何と5カ月の月日を要してしまった。

だから、工事が始まることはまさにお祝いだった。
11月15日、快晴。地鎮祭を行う。
工事の着工にあたり、地元の神社の神職に祝詞をあげてもらって、この土地をお祓いをして浄め、この家の安全と繁栄、そして工事の無事を祈願するのだ。神職は、お米やお酒を地面に播いて、土地の神様にお供えをしてくださる。その儀式を見ながら、私たちは自分たちがこの土地のよろずの神々からここに住むことを許していただけた気がして、心が晴れ晴れした。

儀式とはいいものだ。

2011年11月3日木曜日

軽井沢に中古物件を買う

中軽井沢の中古別荘、それは、ほとんど一目ぼれでした。

夫と私は10年前に旧軽井沢の街並みを見下ろす山の上に別荘を建て、この10年間通い続けているうちに、軽井沢の自然の中に思い切って生活の拠点を移そうかと考え始めたところでした。愛犬にとっても、ここ数年の都会の夏の暑さは耐えがたいものになっていました。

軽井沢の中でも気候が穏やかで過ごしやすい追分あたりに家を建てようと平坦な土地を探し始めてまもなく、夫がネットでロケーションのいいその中古物件を見つけたのです。
問い合わせると、欲しい人がいて話が決まりかけているということで、そう言われると不動産屋さんの策略に違いないと思いながらも、どんな物件か見たくなるものです。さっそく翌日には現地に飛びました。

その土地は敷地も広く、交通も至便ではありましたが、何より土地と建物のもつ風情と品格に心を惹かれました。駅から歩いて行ける距離なのに、隣家が西側にあるだけで、東も南も北も高い樹木が茂った成熟した森です。
とはいえ、家の周りは樹々がよい具合に間引かれ、さりげなくツツジやしゃくなげなどの低木が植えられ、その自然に手を入れた感じが「いとをかし」とでもいいましょうか。この別荘の持ち主のこの土地への思いがしのばれて、たいそう趣深いのです。

敷地の周辺を歩いてみると、森の中に別荘と民家が点在し、ちょっと歩くと視界が開けてのどかな田園風景が広がります。

ここは、私が探していた場所かもしれない、そういう思いがこみ上げてきました。

こうして私たちは、中古別荘をリノベーションして住むという新しい選択肢をその日のうちに選ぶ決心をしたのでした。