ゴールデンウィークに入る前には、家族が泊まれるようにするための家の準備に加え、義母の老人ホームのお引越しもあって慌しかった。義母は大宮のお庭のきれいな老人ホームに空きがあって入居することができ、川崎のホームから大宮に移動した。私たちから近くなったのと、お庭が好きな義母が喜んでくれたのとで、主人ともどもほっとした。
引越し荷物の整理もまだ終わらないままゴールデンウィークに突入し、この4月に大宮に転勤したばかりの息子と前々日にハネムーンから帰ったばかりの娘夫婦を新居に迎えた。何とかぎりぎりでベッドルームの準備は整った。
もちろんみんな、完成した我が家を見るのは初めてだ。義母の逗子の家から運んできた石灯籠も無事設置してもらった。この灯篭は義母がまだ元気だったときに、今にぜったい引き取って大切にしてねと言い渡されていたものだ。
家の中に入った娘の第一声は、「確かに家具や何かが我が家だけど、軽井沢の(山の)家と混ざっていて不思議な感じ」。それもそのはず、この家は自宅と別荘の2つの我が家を統合させ、両方の要素を色濃く反映させた家なのだ。
娘はこの家の細部までいろいろデザインして、今回の家づくりに大きな貢献をしてくれただけに、完成を目の当たりにして感慨もひとしおだったようだ。夜更けまで一緒に各箇所を点検しては、途中段階の苦労を思い起こして笑いあったり、完成形を喜んだりした。
息子も娘夫婦も新しい家で、それぞれ居場所を見つけ、楽器を弾いたり、プシケーをつれて庭に出てハンモックで遊んだりした。
連休に入るとともに木々の芽吹きが始まり、地面からも青い草が出現し始めた。
窓からの眺めはいくら眺めても飽きることはない。
同じ窓から、夕闇が降りてきた眺めもまた美しい。
昼間は暖かいけれど、夕方になると冷え込む軽井沢では、連休中もまだ薪ストーブは活躍している。プシケーも自分の居場所をしっかり確保したようだ。
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